線状降水帯とは
中国地方で、豪雨が発生しております。安全を確保して、被害が拡大しないことを祈るばかりです。また、静岡県などでも土砂災害が生じており、被害にあった方々には心よりお見舞い申し上げますと共に、皆さまの安全と、一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
豪雨に関しまして、「線状降水帯」というワードがツイッターで話題になりましたので、豪雨防災の観点から、少し見ていきたいと思います。
目次
線状降水帯とは
仕組み
線状降水帯とは、お知らせでも少し触れました。簡単に述べると、積乱雲が、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出されるものをいいます。
気象庁「顕著な大雨に関する情報-線状降水帯とは」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/kenchoame.html)より引用
閲覧日:2021年7月9日
これにより豪雨が発生し、場合によっては大きな災害が生じます。地方公共団体から避難指示が出たときは、このような現象が生じている可能性も考慮して、早めに避難するように心がけましょう。
線状降水帯の浸透と防災
線状降水帯という用語は、2014年8月の広島県での大雨以降、頻繁に使われるようになったようです。これに関して執筆された論文には、次のように述べられています。
この言葉が最近では,マスコミが集中豪雨の原因を説明する際 に線状降水帯という言葉を使用することが増えてきており,一般社会にも広く知れわたってきているように思われる.先に述べたように,大きな災害を引き起こす集中豪雨は線状降水帯によってもたらされることが多いことから,線状降水帯という用語の浸透は一般市民の防災意識の向上に繋がることが期待できる.
津口裕茂著「新用語解説 105:1052(メソ対流系;豪雨) 線状降水帯」(2016年9月)https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2016/2016_09_0011.pdf
ですので、ツイッターで話題になり、興味関心が注がれることによって、防災意識の向上につながる可能性もあり、望ましいことと思います。
まとめ
当事務所もいくつかのブログで豪雨について取り上げていますが、昨今においてはその被害が甚大になってきており、十分な備えが必要となります。
また、避難勧告が廃止され、避難指示が出ることが多くなると思いますが、指示が出たら速やかに非難するように、あらかじめ準備しておくことも肝要です。
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