水難事故にご注意ください
各種報道によると、4連休中、水難事故が相次いで発生したそうです。
全国的に晴天に恵まれた4連休3日目の24日、各地の海や川で遊泳中の水難事故が相次ぎ、4人が死亡した。
朝日新聞DIGITAL「全国の海や川で水難事故相次ぎ4人死亡 鳥取では5歳児」(https://news.yahoo.co.jp/articles/74039c81fa030b038137ccb69aff41f80c65fc87)
閲覧日:2021年7月25日 11時23分
当事務所のお知らせでは「【子どもの事故】水の事故に注意!」として取り上げましたが、事故は子どもに限らず発生しています。今回は、水の事故はどのような点に注意すべきかを見てきます。
<参考>
政府広報オンライン「水の事故、山の事故を防いで 海、川、山を安全に楽しむために」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201407/3.html)
水難事故
水難事故の特徴と件数
水難事故を具体的な数値で見てみましょう。2020年には722人が死亡・行方不明となっています。水難事故は命に直結する重大な事故になる可能性が高いという特徴があり、先ほど述べましたように、子どものみならず大人でも十分な注意が必要です。
政府広報オンライン「水の事故、山の事故を防いで 海、川、山を安全に楽しむために」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201407/3.html)から引用
閲覧日:2021年7月26日
水難事故の死亡・行方不明の発生が一番多いのが海、次が河川です。この二つが実に80%近くを占めています。
水難事故が起こる行為
水難事故は、魚とりや釣りをしている最中が最も多く、約30%を占めています。
前掲・政府広報オンラインより引用
海などでは波などに足を取られたり、また、河川などでは急な増水なども起こりえます。特に最近はゲリラ豪雨が多発しており、山の方で豪雨があると、下の方では一見穏やかに見えても急に河川が増水するなどの状況が発生したりしています。釣りなどをされる方は、周辺の天気情報をいち早く取得することも、事故を予防するのに有効でしょう。
海での注意点
海での注意点は、次の5つが指摘されています。
- 海水浴の際は、危険な場所を確認し、近づかない。
- 健康状態が悪いときやお酒を飲んだときは泳がない。
- 悪天候のときは海に出ない。
- 子供だけでは遊ばせない。
- ライフジャケットを着用する。
ライフジャケットの着用は、事故を防止するのに有効です。海水浴では必ずしも適さないという場合はあるかもしれませんが、多くの事故を引き起こしている魚とり・釣りなどのときには積極的に着用するのがよいでしょう。
河川での注意点
河川での注意点は、次の5つが指摘されています。
- 出掛ける前に天気や川の情報をチェック
- 危険を示す掲示板、水流が速い・深みがあるところは避ける。
- 河原や中州、川幅の狭いところに注意
- 天気や川の変化に注意する。
- ライフジャケットを着用する。
悪天候の予報があるときは、決してレジャーを強行してはいけません。上流にダムがある場合は水量や水の需要に応じて放水することがあり、その場合は急激に増水することがあります。また、この際にもライフジャケットの着用は有効です。ライフジャケットは水の事故から命を守る道具として、積極的に活用してください。
まとめ
コロナ禍において外出自粛が求められていますが、ときにはレジャーにお出かけするという場合もあると思います。そのような場合、せっかくのレジャーを悪天候などの理由のみで中止するのは、なかなか勇気がいります。家族の期待などもあると、なおさらと言えるでしょう。そのような場合でも、命の重さや大切さというのをしっかりと認識し、説得するというのも主催者の責任だと私は思います。万が一というのは、起こってからでは間に合いませんから、無事に生活を送るには、事前の決断が重要です。
特に最近は豪雨なども多く発生していますから、万が一に備えたご判断をなされることを願います。
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