コロナワクチン|厚生労働省令改正
本日の官報によれば、新型コロナウィルスワクチンに関して、いわゆる副反応として血栓症が加わるといった改正がなされました。
また、いわゆる禁忌者については、次の者が該当するものとされました。
- 予防接種を受けたことのある者で当該予防接種を行う必要がない者
- 明らかな発熱がある者
- 新型コロナウィルスワクチンによってアナフィラキシーを発症した者
- 新型コロナウィルスワクチンによって血栓症を発症したことがある者
- 毛細血管漏出症候群の既往歴がある者
これは、アストラゼネカ社の新型コロナウィルスワクチンが40歳以上を対象に、使用することができるようになったことによるものと思われます。血栓症などの副反応が心配されていましたが、このおそれが極めて少ないという判断の基で、アストラゼネカ社のワクチンが使用可能となったものと報道されています。医師から案内があると思いますが、血栓症や毛細血管漏出症候群の既往歴のある方は、ご注意ください。
次の記事は、薬事日報からの引用です。
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は7月30日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、40歳以上を対象に予防接種法上の臨時接種に使用することを了承した。海外の接種状況や国内の血栓症への対応状況等を踏まえたもの。国内の予防接種で使用可能な新型コロナウイルスワクチンは計3品目となる。5月に特例承認されたAZ製ワクチンをめぐっては、血小板減少を伴う血栓症(TTS)が海外で報告されており、海外での使用状況や血栓症治療の周知などの対応が必要として、予防接種には使用されていなかった。
薬事日報「【予防接種・ワクチン分科会】40歳以上への接種を了承‐AZワクチンが選択肢に」(https://www.yakuji.co.jp/entry88581.html)
閲覧日:2021年8月2日